2009年4月29日水曜日

血涙 新楊家将



「瓊峨姫とおまえの結婚を陛下がお認めになった」

石幻果(せきげんか)は頭を下げた。これで瓊峨姫(けいがき)を妻にできる。将軍になったことよりも瓊峨姫との結婚のほうが嬉しかった。自分は一度死んだ。生まれ変わった。宋の将軍だったという。なにも覚えていない。遼のために戦うことでこの国で生きることを許されている。戦うことは辛くはない。むしろ、嬉しい。

耶律休哥(やりつきゅうか)軍と西へ行く。石幻果の名は、耶律休哥がつけた。耶律休哥を心の中では父と思い定めようとしている。西へ。楊家軍とぶつかる。その名を聞くと、心の奥の何かが蠢く。気が高ぶっているのだと思った....

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一度死んだ石幻果が幸せを掴み、瓊峨姫もびっくりするほど女らしくなって、読みながら思わず目頭が熱くなってしまいました。電車の中なのに(^^ゞ

もうこの辺りまでくれば大丈夫。中国通(?)のA氏と「新楊家将」の話をしてもネタばれはなさそう。
朝出がけにあったA氏は、顔が艶々していて、先週とは大違い(なぜ?)
....なるほどですね。理由が分かってしまいました(笑)

1 件のコメント:

  1. 書きながら、Y氏が撮った中国の写真を明日貰おうと思った。

    ↑文体は北方氏をリスペクトしてこんな感じ(笑)

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