2009年5月12日火曜日

奪還者

巡航艦ヘーシュリッヒ・エンチェンの艦長に就任して半年。実戦の機会のないライハルトは厳しい訓練を行っていた。極秘任務を拝命し、単艦、イゼルローン回廊から同盟領に潜入する。目的はヘルクスハイマー伯爵の逮捕と軍事機密の回収。大胆な策で哨戒網を突破し、実績を示すことで乗組員の信頼を勝ち得る。遭遇した敵を自然物を装ってやり過ごし、フェザーン回廊出口に到達するも、すでにヘルクスハイマーの船は同盟領に侵入していた…


叛乱者、決闘者、奪還者三部作の終章。艦名のヘーシュリッヒ・エンチェン(醜いアヒルの子)は後に乗艦となるブリュンヒルト(美姫)を予感させます。

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極秘任務に隠された、宮廷内部の権力闘争…。ドロドロとしていますね。ただ一人の生き残り、マルガレータ嬢にキルヒアイスのことを問われ、「友です。かけがえのない」と答えるシーンが好きです。

1 件のコメント:

  1. マルガレータ嬢のその後は語られませんが、心配はいらないですね。十歳であれとは末恐ろしい(笑)

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