2009年7月19日日曜日

天地人 ~天下統一~

第29回「天下統一」

天正18年(1590年)秀吉は北条攻めを開始する。北国軍の上杉、前田、真田は上州・松井田城を降伏させる。敗軍の将、大道寺政繁への心配りに利家らは感服する。戦のない世を作る。義を掲げ続ける上杉の真骨頂といえる。兼続は戦場に戦友の名札を持参していた。

秀吉は未だ参陣しない正宗に苛立つ。家康に正宗を説得させる。家康からの書状には「参陣無用」と書かれていた。家康の思惑を見抜いた正宗は白装束で参陣する。秀吉は遅参を責め、会津領を没収する。

徹底抗戦を主張する北条氏政の眼前に石垣山城が出現する…
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真心をもって対しても八王子城のように総攻めしなけれならない場合もあるのですね。戦乱の世に「義」、「愛」を掲げることの難しさを感じます。家康を軍功第一として関八州に移封…。虚虚実実の駆け引きは何ともリアルですね。秀吉、家康のインサイドワークには舌を巻きます。「小田原城は小さい」の一言に茶々の才覚と時代のうねりを感じました。

1 件のコメント:

  1. 三成の戦については、山田風太郎氏の「風来忍法帖」で読みました。
    わずか数百人の手勢を率い北条方の小城・忍城を守る美貌の麻也姫の活躍!…関ヶ原で敗れる三成の運命を暗示しているかもしれません。

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